不動産売却の必要書類チェックリスト!取得方法から確定申告での使い道まで徹底解説


不動産を売却しようと考えたとき、多くの人が最初に突き当たる壁が「書類の多さ」です。「何が必要なの?」「どこで手に入るの?」「確定申告でも使うの?」と、不安になってしまいますよね。

不動産売却における書類の準備は、単なる事務手続きではありません。スムーズな取引を進めるため、そして**「確定申告での大幅な節税」**を成功させるための極めて重要な準備です。

この記事では、不動産売却の各フェーズで必要となる書類を網羅したチェックリストを作成しました。取得方法から、高額な税金を安くするための確定申告での活用法まで、専門用語を噛み砕いて親しみやすく解説します。


1. 【フェーズ別】不動産売却の必要書類チェックリスト

不動産売却は「査定・売り出し」「売買契約」「引き渡し」の3つのステップで進みます。それぞれのタイミングで必要なものを整理しましょう。

① 査定・売り出し時に必要なもの

まずは不動産会社に家の価値を正しく判断してもらうための資料です。

  • 登記済証(権利証)または登記識別情報通知:不動産の所有者本人であることを証明する最重要書類です。

  • 土地図面・測量図:土地の境界をはっきりさせるために必要です。戸建てや土地の場合、これがないと売却できないケースもあります。

  • 建物の図面(設計図書・パンフレット等):間取りや構造、リフォーム歴を確認するために役立ちます。

② 売買契約時に必要なもの

買い手が見つかり、正式に契約を結ぶ際に使用します。

  • 身分証明書・実印・印鑑証明書:契約の正当性を担保します。印鑑証明書は発行から3ヶ月以内のものが必要です。

  • 固定資産税納税通知書:固定資産税の精算(日割り計算)の根拠として使用します。

  • 管理規約・使用細則(マンションの場合):ペットの可否や修繕積立金の状況を買い手に伝えるために必須です。

③ 決済・引き渡し時に必要なもの

お金を受け取り、名義を買い手に移す最終段階です。

  • 住民票:登記上の住所と現住所が異なる場合に必要となります。

  • 銀行口座の情報:売却代金の振込先を指定します。

  • ローン残高証明書(または返済予定表):住宅ローンが残っている場合、完済手続きのために必要です。


2. どこで取る?主要書類の取得方法まとめ

書類の中には、自宅に保管されているものだけでなく、役所や法務局で取得しなければならないものがあります。

書類名取得場所備考
登記事項証明書(登記簿謄本)法務局(窓口・郵送・オンライン)誰でも取得可能です。
印鑑証明書・住民票市区町村役場・マイナンバーカードによるコンビニ交付最新のものを用意しましょう。
固定資産税評価証明書市区町村役場の税務窓口郵送請求も可能です。
地積測量図・建物図面法務局古い物件だと存在しない場合もあります。

3. 実はここが一番大事!「確定申告」で使う書類

不動産が売れた後、利益(譲渡所得)が出た場合には翌年に確定申告を行う必要があります。この時、書類が足りないと「節税特例」が受けられず、数百万円単位で損をしてしまうことも。

確定申告時に絶対になくしてはいけない書類

  1. 売却時の「売買契約書」:売れた金額の証明です。

  2. 購入時の「売買契約書」:ここが盲点です!昔買った時の金額を証明できないと、税金が非常に高くなってしまいます。

  3. 仲介手数料などの領収書:売却にかかった経費として差し引くことができます。

  4. リフォーム代金の領収書:家の価値を高めた費用として、取得費に含めることができる場合があります。

節税の鍵!「特別控除」を受けるための追加書類

マイホームを売った際の「3,000万円特別控除」などの特例を受ける場合、以下の書類が追加で必要になることがあります。

  • 譲渡所得の内訳書(確定申告書付表):税務署で入手、または国税庁サイトで作成します。

  • 戸籍の附票:住んでいた期間(居住実態)を証明するために求められる場合があります。


4. 書類準備で失敗しないための「3つの極意」

① 「買った時の書類」を総ざらいする

不動産売却の利益は「売った金額 - 買った金額 - 諸経費」で計算します。買った時の金額(取得費)が不明だと、売却額の5%で計算されてしまい、税金が跳ね上がります。親から相続した物件などで契約書がない場合は、当時の通帳の控えやパンフレットなどが証拠になることもあるため、諦めずに探しましょう。

② 有効期限に注意する

住民票や印鑑証明書には、一般的に「3ヶ月以内」という有効期限が設定されます。あまりに早く準備しすぎると、契約当日に「期限切れ」で手続きができない…なんてことになりかねません。

③ 全て「コピー」を取っておく

提出して手元に残らなくなる書類も多いため、重要書類は必ずスキャンしてデータ化するか、コピーを取ってファイルにまとめておきましょう。後の確定申告の際に「あの領収書、どこだっけ?」と慌てずに済みます。


5. まとめ:万全な準備が、高く売る&節税の近道

不動産売却の必要書類は、単に「手続きをこなすための道具」ではなく、あなたの資産価値を守り、手元に残る現金を増やすための武器です。

特に「自分で確定申告までやり遂げたい」と考えている方は、売却活動の初期段階から書類を整理しておくことで、申告時期になってからパニックになるのを防げます。

「この書類、うちにもあるかな?」と気になった方は、まずは棚や金庫の中にある「不動産関連のファイル」を開いてみることから始めてみましょう。



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