戸建て売却に必要な書類一覧:スムーズな買取依頼のための準備ガイド
「家を売りたいけれど、何から手をつければいいんだろう?」
「買取を依頼する時に、どんな書類が必要なの?」
戸建ての売却は、人生で何度も経験することではないため、何が必要なのか分からず不安になりますよね。
実は、売却に必要な書類を事前に準備しておくことで、買取査定から契約、引き渡しまでの手続きが驚くほどスムーズになります。
ここでは、戸建ての買取依頼時に一般的に必要となる書類を、目的別に分かりやすくまとめました。
1. 「所有者」であることを証明する書類
これらの書類は、あなたがその戸建ての正式な所有者であることを証明するために不可欠です。
登記済権利証(または登記識別情報):
その不動産の「権利書」にあたる、最も重要な書類です。
これがなければ、所有権を移転することができません。
※注意: 紛失しても原則再発行はできません。紛失した場合は、司法書士に「本人確認情報」を作成してもらうなどの手続きが必要です。
印鑑証明書:
実印が本人のものであることを証明する書類です。
役所で取得でき、発行から3ヶ月以内のものが有効とされています。
固定資産税納税通知書:
その戸建てが誰の名義になっているかを確認する書類です。
毎年5月頃に自治体から送付されます。
住民票:
本人確認や、登記簿上の住所と現住所が異なる場合に必要となることがあります。
身分証明書・実印:
本人確認のために、顔写真付きの身分証明書(運転免許証やマイナンバーカードなど)が必要です。
2. 「建物」の情報を証明する書類
これらの書類は、建物の構造や履歴、法的な適合性を証明し、買主の安心につながります。
建築確認済証・検査済証:
建物が建築基準法に適合していることを証明する書類です。
これがないと、買主が住宅ローンを組む際に支障が出ることがあります。
建物の図面(設計図書・仕様書):
間取りや設備の詳細、構造などが記載された書類です。
リフォーム履歴があれば、その時の図面や書類も用意しておきましょう。
耐震診断報告書・アスベスト調査報告書:
古い建物の場合は、これらの書類があると、買主が安心して購入を検討しやすくなります。
必須ではありませんが、スムーズな売却に役立ちます。
3. その他、あると役立つ書類
住宅ローン残高証明書:
現在住宅ローンが残っている場合、残額を確認するために必要です。
売買契約書・重要事項説明書(過去の売買分):
過去に売買が行われている場合、その時の書類があると、より詳細な情報を正確に伝えることができます。
マンションの場合:
管理規約や長期修繕計画書も必要になります。
まとめ
戸建ての買取をスムーズに進めるには、これらの書類を事前に揃えておくことが大切です。
特に、登記済権利証は再発行ができないため、どこに保管しているか確認しておきましょう。
書類が多岐にわたるため、すべてを自力で揃えるのは大変です。まずは、信頼できる不動産買取会社に相談し、何が必要か、一緒に確認してもらうことをおすすめします。