胚盤胞移植後の出産予定日はどう計算する?計算方法とよくある疑問を解説


不妊治療を経て、いよいよ胚盤胞移植に臨まれる方、本当にお疲れ様です。移植日が決まると、「出産予定日はいつになるんだろう?」と気になりますよね。

一般的な自然妊娠とは異なり、体外受精や胚盤胞移植では、少し特殊な計算方法を使います。この記事では、胚盤胞移植後の正確な出産予定日の計算方法と、知っておきたいポイント、そしてよくある疑問について、わかりやすく解説していきます。


なぜ胚盤胞移植の出産予定日計算は複雑なの?

通常の妊娠では、最終月経の開始日を「妊娠0週0日」として出産予定日(40週0日)を計算します。しかし、胚盤胞移植では、体外で培養された受精卵を子宮に戻すため、最終月経日や排卵日が不明確です。

そのため、移植日を基準に週数を計算していく必要があります。

【保存版】胚盤胞移植後の出産予定日計算方法

胚盤胞移植の場合、出産予定日は移植日を基準に計算します。

【計算式】

胚盤胞移植日を「妊娠3週0日」とみなして計算します。

これは、胚盤胞がすでに受精後5~6日経過しているためです。この5~6日分を考慮して、移植日を妊娠3週0日と設定します。

例:

  • 胚盤胞移植日が7月1日の場合

  • 7月1日=妊娠3週0日

  • 出産予定日=7月1日から259日後(40週0日)

  • **おおよその出産予定日は、移植日から数えて「266日後」**となります。

※補足: 266日=40週0日(280日)−3週0日(21日)+胚盤胞の日数(5日)=264日後となりますが、計算上266日と見なすのが一般的です。

【さらに簡単にする計算方法】

移植日から266日後と考えるか、

移植日+259日と考えるのが、一番シンプルで間違いがありません。

【よくある疑問】出産予定日がずれることはある?

「せっかく計算したのに、出産予定日がずれるって聞いたけど本当?」

はい、これはよくあることです。出産予定日はあくまで目安であり、以下の理由で多少前後することがあります。

  1. 赤ちゃんの成長スピード:移植後に着床してからの成長スピードは個人差があります。

  2. 医師の判断:初期の超音波検査で、胎児のサイズから出産予定日を修正することがあります。

  3. 移植した胚盤胞の培養日数:移植された胚盤胞が5日目胚なのか、6日目胚なのかによっても、週数の考え方が多少変わります。

そのため、まずは移植日を基準に計算し、その後の妊婦健診で医師から正式な出産予定日を告げられたら、そちらを参考にしましょう。

胚盤胞移植後の気になることQ&A

  • Q. 胚盤胞移植後、いつからつわりが始まりますか?

    • A. 個人差が非常に大きいですが、一般的には妊娠5〜6週頃から始まると言われています。これは、移植日から数えると約2〜3週間後になります。

  • Q. 胚盤胞移植後、着床時期はいつですか?

    • A. 移植後1〜2日以内に着床すると言われています。この時期に「着床出血」や「下腹部の違和感」を感じる方もいますが、何もないからといって着床していないわけではありません。

まとめ

胚盤胞移植後の出産予定日は、**「移植日を妊娠3週0日」**として計算するのが基本です。正確な日を計算したい場合は、「移植日から266日後」を目安にしてみてください。

ただ、出産予定日はあくまで目安です。赤ちゃんの成長に合わせて修正されることもあるため、過度に心配せず、その後の健診で医師の指示に従いましょう。

無事に妊娠が成立し、元気な赤ちゃんに会える日を心から願っています!


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