【診断】あなたの酔いの程度は?飲酒量をチェックして安全な飲み方を知ろう!
「あれ?なんだかふわふわするな」「もう少し飲めそうかな?」
お酒を飲む機会が多いと、自分がどのくらい酔っているのか、客観的に判断するのは難しいですよね。ついつい飲みすぎてしまって、翌日後悔…なんて経験がある方もいるのではないでしょうか。
サントリーの「酔いの程度を判定してみましょう」のツールは、飲んだお酒の種類と量を入力することで、血中アルコール濃度と酔いの程度を簡易的に計算してくれる便利なツールです。
この記事では、この診断ツールを参考にしながら、酔いの程度の目安や、安全に楽しくお酒を飲むためのポイントを詳しく解説します。自分に合った飲酒量を知って、スマートな大人の飲み方を目指しましょう!
酔いの程度はどのくらい?段階別チェックリスト
お酒を飲むと、体内のアルコールが血中に取り込まれ、脳に作用することで様々な変化が現れます。一般的に、血中アルコール濃度が高くなるにつれて、酔いの程度も深まっていきます。
ここでは、血中アルコール濃度と酔いの程度の目安、そしてその時に現れる可能性のある症状を段階別に見ていきましょう。
1. 爽快期(血中アルコール濃度 約0.02~0.04%)
どんな状態?: ほろ酔い気分で、気分が明るくなる時期です。
症状の目安:
陽気な気分になる
判断力が少し鈍る
皮膚が紅潮する
脈拍が速くなる
顔色が赤くなる
飲酒量の目安: ビール中びん1本、日本酒1合程度
2. ほろ酔い期(血中アルコール濃度 約0.05~0.10%)
どんな状態?: 気持ち良く酔っぱらった、最も楽しいと感じやすい時期かもしれません。
症状の目安:
愉快になり、理性が少し失われる
手の動きが活発になる
声が大きくなる
本能的になり、抑制が外れる
体の協調運動能力が少し低下する(例:まっすぐ歩きにくいなど)
飲酒量の目安: ビール中びん2本、日本酒2合程度
3. 酩酊初期(血中アルコール濃度 約0.11~0.15%)
どんな状態?: いわゆる「酔っぱらい」の状態に近づいてきます。
症状の目安:
感情のコントロールが難しくなる
神経質になったり、怒りっぽくなったりする
運動能力が著しく低下する(例:ふらつく、ろれつが回らないなど)
吐き気がすることもある
飲酒量の目安: ビール中びん3本、日本酒3合程度
4. 酩酊期(血中アルコール濃度 約0.16~0.30%)
どんな状態?: かなり酔いが深まり、正常な行動が難しくなります。
症状の目安:
何度も同じ話を繰り返す
千鳥足になる
立つことや歩くことが困難になる
意識がはっきりしなくなる
吐き気や嘔吐
飲酒量の目安: ビール中びん4~6本、日本酒4~6合程度
5. 泥酔期(血中アルコール濃度 約0.31~0.40%)
どんな状態?: 完全に酔いつぶれてしまい、危険な状態です。
症状の目安:
まともに立てない、歩けない
意識が混濁する
失禁する
脈拍や呼吸が乱れる
飲酒量の目安: ビール中びん7~9本、日本酒7~9合程度
6. 昏睡期(血中アルコール濃度 約0.41%以上)
どんな状態?: 命にかかわる非常に危険な状態です。
症状の目安:
完全に意識を失う
呼吸が停止する
急性アルコール中毒による死に至る可能性も
飲酒量の目安: ビール中びん10本以上、日本酒10合以上
自分の「適量」を知ることが大切!飲酒量を左右する要因
酔いの程度は、飲んだお酒の量だけでなく、様々な要因によっても変化します。自分の「適量」を知るためには、これらの要因も考慮に入れることが重要です。
飲酒量を左右する主な要因
体重: 体重が重い人ほどアルコールが薄まりやすく、酔いにくい傾向があります。
体質・性別: アルコール分解酵素の量には個人差があり、分解能力は遺伝や性別によっても異なります。女性は男性よりもアルコール分解能力が低い傾向があると言われています。
体調: 疲れている時や睡眠不足の時、空腹時などは、普段よりも酔いやすくなります。
飲酒スピード: 短時間に一気に飲むと、血中アルコール濃度が急上昇し、酔いが回るのが早くなります。
飲酒経験: お酒を飲み慣れていない人は、少量でも酔いやすい傾向があります。
酔いの程度をセルフチェックしてみよう!
サントリーのツールのように、Webサイトで自分の飲んだお酒の量や種類、体重などを入力することで、簡易的に血中アルコール濃度と酔いの程度を判定できるサービスがあります。これは、自分の適量を把握し、飲みすぎを防ぐための良いきっかけになります。
実際にツールを使ってみて、自分の体質や飲酒ペースでどのくらい酔うのかを把握しておくと、安心して飲酒を楽しめますね。
安全に楽しくお酒を飲むためのポイント
お酒は、適量を守れば人生を豊かにするツールにもなり得ます。ここでは、安全に楽しく飲酒するための具体的なポイントをご紹介します。
自分の適量を知る:
前述の酔いの程度チェックや、実際に飲んでみて体が「気持ちいい」と感じる量を把握しましょう。
空腹で飲まない:
胃の中に食べ物が入っていると、アルコールの吸収が緩やかになります。チーズやナッツ、揚げ物などの脂質を含むもの、炭水化物を一緒に摂ると良いでしょう。
水やお茶をチェイサーに:
アルコールを分解するには水分が必要です。お酒と同量かそれ以上の水を一緒に飲むことで、脱水症状を防ぎ、血中アルコール濃度の上昇を緩やかにできます。
ゆっくり飲む:
一気飲みは絶対に避けましょう。肝臓がアルコールを分解する時間を与え、酔いの急激な進行を防ぎます。
休肝日を設ける:
週に2日程度は飲まない日を作り、肝臓を休ませてあげましょう。
体調が悪い時は飲まない:
風邪をひいている時や、疲れている時、寝不足の時は、アルコールの分解能力が低下しています。無理に飲酒しないようにしましょう。
無理強いしない、させない:
飲酒は個人の自由です。周囲にも自分の適量を尊重してもらい、また自分も相手に飲酒を無理強いしないようにしましょう。
飲んだら乗らない:
これは鉄則です。飲酒運転は重大な犯罪であり、多くの人の人生を破壊します。飲酒する際は、公共交通機関や代行運転を利用しましょう。
まとめ:スマートな飲酒で豊かな時間を!
お酒は、仲間との楽しい語らいや、一日の疲れを癒すリラックスタイムを演出してくれる、素晴らしい飲み物です。しかし、その裏には、健康を害したり、予期せぬ事故につながったりするリスクも潜んでいます。
自分の酔いの程度を正しく理解し、無理のない範囲で賢くお酒と付き合うことが、心身ともに健康で豊かな生活を送るための秘訣です。
今回ご紹介した酔いの程度の目安や安全な飲み方のポイントを参考に、これからも楽しく、そしてスマートに飲酒を楽しみましょう!