【いざという時に役立つ!】公衆電話の電話番号は調べられる?場所の検索から使い方まで徹底解説
スマートフォンが手放せない現代。「公衆電話」と聞いて、ピンと来ない方もいらっしゃるかもしれません。街中で見かけることも減り、利用する機会もめっきり少なくなりましたよね。
でも、ちょっと待ってください!もしもの災害時や、スマホの充電が切れてしまった時など、公衆電話は私たちを助けてくれる、最後の砦になるかもしれません。
「でも、公衆電話の電話番号って、どうやって調べるの?」「どこにあるか分からないと困るな…」そんな疑問をお持ちではありませんか?
この記事では、公衆電話の電話番号に関する意外な真実から、いざという時に役立つ公衆電話の探し方、さらには災害時の重要な役割や基本的な使い方まで、詳しく、そして分かりやすく解説していきます。この記事を読めば、公衆電話に対する認識が変わり、いざという時も落ち着いて行動できるようになるはずです!
【意外と知らない?】公衆電話に「特定の電話番号」はあるの?
まず、多くの人が疑問に思う「公衆電話の電話番号」について、結論からお伝えします。
公衆電話の電話番号は「公開されていない」が基本
私たちが日常的に利用する携帯電話や固定電話のように、公衆電話に一つひとつ固有の電話番号が割り振られていて、その番号を調べてかけ直す、ということは基本的にはできません。
公衆電話は、不特定多数の人が利用する性質上、セキュリティ上の理由やプライバシー保護の観点から、その電話番号は一般に公開されていません。そのため、もし公衆電話から電話がかかってきて、着信履歴に番号が表示されたとしても、その番号にかけ直してもつながることはほとんどありません。
これは、公衆電話が「かけるための電話」として設計されているためです。
一部の「管理者」が知っているケースとは?
ごく一部の例外として、病院や駅構内、特定の商店などに設置されている「ピンク電話」や、管理者が常駐する施設内の公衆電話の場合、設置者や管理者がその電話の契約番号を把握していることがあります。しかし、これらはあくまで管理者側の情報であり、一般の利用者が自由に番号を入手してかけ直すことは通常できません。
そのため、「公衆電話の電話番号を知りたい」というよりは、「公衆電話の場所を知りたい」「公衆電話からどうやってかけたい相手に電話するか」という点に注目するのが賢明です。
【緊急時に焦らない!】公衆電話の「設置場所」をピンポイントで探す方法
公衆電話の電話番号が分からなくても、設置場所が分かれば問題ありません!いざという時に困らないよう、公衆電話の場所を探す具体的な方法を覚えておきましょう。
方法1:NTTの公式検索サイトを使いこなす!
最も確実で最新の公衆電話設置情報を得られるのが、NTTが提供している公式の検索サイトです。
- NTT東日本・西日本「公衆電話設置場所検索」
- 地域や住所、駅名などで検索することができます。
- 地図上に公衆電話のアイコンが表示され、ピンポイントで場所を確認できます。
- さらに、その公衆電話が「屋外設置」か「屋内設置」か、深夜でも利用可能か(夜間利用可否)、テレホンカードが使えるか、国際通話が可能かなど、詳細な情報も確認できる場合があります。
- 災害時には特に重要な情報源となります。スマートフォンのGPS機能と連携させれば、現在地から最も近い公衆電話を探すことも可能です。
このサイトは、公衆電話の維持管理を行うNTTが提供しているため、情報が正確で信頼性が非常に高いのが特徴です。ぜひブックマークしておくことをおすすめします。
方法2:Googleマップで手軽に検索!
日常的にGoogleマップを使っている方なら、とても手軽に公衆電話の場所を探すことができます。
- Googleマップを開く。
- 検索窓に「公衆電話」と入力して検索。
- 現在地周辺の公衆電話のアイコンが表示されます。
表示されたアイコンをタップすれば、公衆電話の正確な位置や、そこまでの経路案内も利用できます。ストリートビュー機能を使えば、実際の公衆電話ボックスの様子も確認できるので、より安心して向かうことができますね。
方法3:普段の生活で「意識して」見つけておく!
いざという時に慌てないためには、普段から「公衆電話がどこにあるか」を意識して見ておくことも大切です。
- 駅構内や駅前
- 大規模商業施設(ショッピングモール、デパートなど)
- コンビニエンスストアの店頭
- 病院や市役所などの公共施設
- 郵便局の前
- 公園や広場
これらの場所は、公衆電話が設置されている可能性が高い場所です。日頃から「もしスマホが使えなくなったら、ここで連絡しよう」と場所を把握しておくと、いざという時に心の準備ができますよ。
【いざという時こそ!】公衆電話が頼りになる理由と使い方
スマホが普及した今でも、公衆電話が私たちの生活にとってなくてはならない存在であるのは、その「災害時の強さ」があるからです。
災害時に強い!公衆電話の優先接続
大規模な災害が発生すると、携帯電話回線は安否確認などの通信が集中し、つながりにくくなることがあります。しかし、公衆電話は「災害時優先電話」として位置づけられており、通信規制が行われても、優先的に回線が接続される仕組みになっています。
これは、公衆電話が通信インフラの重要な一部として、人々の安否確認や緊急連絡を支える役割を担っているためです。また、緑色やグレーのタイプのアナログ公衆電話は、電話回線から供給される電力で動作するため、停電時でも利用できるものが多いのも大きな強みです。
災害用伝言ダイヤル「171」の活用術
災害時には、家族や友人との連絡手段として「災害用伝言ダイヤル『171』」が非常に役立ちます。そして、この「171」は、公衆電話からも無料で利用できます。
- 使い方
- 公衆電話から「171」をダイヤル。
- 音声ガイダンスに従い、自分の電話番号(または災害時に安否確認を求める番号)と、メッセージを録音。
- 別の人が「171」にダイヤルし、あなたの電話番号を入力することで、録音されたメッセージを再生できます。
家族であらかじめ、どの電話番号を安否確認に使うか決めておくなど、使い方を共有しておくと、緊急時にスムーズに連絡を取り合えます。
公衆電話の種類と基本的な使い方
公衆電話には、主に硬貨(10円、100円)やテレホンカードが使えるタイプがあります。
- かけ方:
- 受話器を取る。
- 硬貨を投入するか、テレホンカードを挿入する。
- 電話番号をダイヤルする。
- 通話が終わったら受話器を置く。
- 料金:
- 通話料金は、距離(市内・市外・県外・国際)や時間帯によって異なります。
- 10円で通話できる時間は限られているため、長時間の通話にはテレホンカードや100円硬貨の利用が便利です。
- 緊急通報は無料!
- 「110番(警察)」「119番(消防・救急)」「118番(海上保安庁)」への通話は、硬貨やテレホンカードがなくても無料でかけることができます。困った時は迷わず利用しましょう。
【知っておくと安心】現代の公衆電話を取り巻く状況
スマートフォンの普及により、公衆電話の設置台数は年々減少傾向にあります。しかし、NTTは「ユニバーサルサービス」として、全国どこでも公衆電話が使える環境を維持する義務を負っており、災害時などの「最後の通信手段」としての役割を担い続けています。
また、地方自治体などと連携し、避難所になり得る場所や防災拠点に優先的に公衆電話を設置するなど、その役割を現代に合わせて見直す取り組みも行われています。公衆電話は、過去の遺物ではなく、現代社会においても重要なインフラなのです。
まとめ
公衆電話には、私たち個別の電話番号があるわけではありません。しかし、その設置場所を知り、いざという時の使い方を理解しておくことで、緊急時に私たちを助ける「命綱」となる存在です。
NTTの公式検索サイトやGoogleマップを活用して、近くの公衆電話の場所を把握しておくこと。そして、災害時優先電話としての役割や、災害用伝言ダイヤル「171」の使い方をマスターしておくことが、いざという時の安心につながります。
スマートフォンが使えなくても、公衆電話があれば大丈夫!この機会にぜひ、公衆電話について知り、もしもの時に備えてみてくださいね。