会社員なら知っておきたい!有給休暇の付与日数と計算方法を徹底解説
「入社して半年経ったけど、有給休暇って何日もらえるんだろう?」
そんな疑問を持っているあなたへ。
有給休暇は、働くすべての人に法律で定められた権利です。しかし、「何日もらえるのか」「いつ付与されるのか」など、意外と知らないことも多いのではないでしょうか。
この記事では、有給休暇の付与日数、計算方法、そしてパートやアルバイトの場合のルールまで、初心者でも分かりやすく解説します。
1. 有給休暇の付与日数はどう決まる?
有給休暇が付与されるタイミングは、原則として以下の通りです。
雇い入れの日から6ヶ月経過した日
その日を起点として、1年ごとに継続して勤務した日
付与日数の基本ルール(所定労働日数:週5日、または年間217日以上)
入社後6ヶ月:10日間
1年6ヶ月:11日間
2年6ヶ月:12日間
3年6ヶ月:14日間
4年6ヶ月:16日間
5年6ヶ月:18日間
6年6ヶ月以上:20日間
勤続年数が長くなるほど、付与される日数が増えていく仕組みです。
2. パート・アルバイトの有給休暇は?
「パートやアルバイトでも有給休暇はもらえるの?」
はい、もちろんもらえます。
フルタイムの正社員と同じく、雇い入れの日から6ヶ月間継続して勤務し、かつ全労働日の8割以上出勤していれば、有給休暇が付与されます。
ただし、付与日数は、あなたの**「週の所定労働日数」や「年間の所定労働日数」によって異なります。これを比例付与**といいます。
パート・アルバイトの有給休暇付与日数(週の所定労働日数が少ない場合)
| 週の所定労働日数 | 雇い入れ6ヶ月後 | 1年6ヶ月後 | 2年6ヶ月後 | 3年6ヶ月後 | 4年6ヶ月後 | 5年6ヶ月後 | 6年6ヶ月以上 |
| 4日 | 7日 | 8日 | 9日 | 10日 | 12日 | 13日 | 15日 |
| 3日 | 5日 | 6日 | 6日 | 8日 | 9日 | 10日 | 11日 |
| 2日 | 3日 | 4日 | 4日 | 5日 | 6日 | 6日 | 7日 |
| 1日 | 1日 | 2日 | 2日 | 2日 | 3日 | 3日 | 3日 |
3. 有給休暇が付与されるための条件は?
有給休暇が付与されるには、以下の2つの条件を満たす必要があります。
継続して6ヶ月以上勤務していること
正社員、パート、アルバイトなど雇用形態は問いません。
全労働日の8割以上出勤していること
出勤日数の計算には、育児休業や介護休業期間、業務上の負傷による休業期間は含みません。
4. まとめ:自分の有給休暇をしっかり把握しよう
有給休暇は、心身のリフレッシュやプライベートの充実のためにとても大切なものです。
付与日数は、勤続年数と週の労働日数で決まります。
付与タイミングは、入社後6ヶ月と、その後の1年ごとです。
付与条件は、継続勤務と8割以上の出勤です。
この記事を参考に、ご自身の有給休暇のルールを正しく理解し、計画的に活用してくださいね。