当て逃げは「いつか」必ずバレる可能性がある!日数の保証はありません


当て逃げをしてしまった後、「いつバレるんだろう…」「もう大丈夫かな…」と不安な日々を過ごしている方もいるかもしれません。結論から言うと、当て逃げがバレるまでの日数に決まったものはありません。 数時間後、数日後、数週間後、場合によっては数ヶ月後に発覚することもあります。

「バレないかも」と安易に考えてはいけません。当て逃げは道路交通法違反の立派な犯罪行為です。今回は、なぜ当て逃げがバレてしまうのか、そしてそのリスクについて詳しく解説します。


なぜ当て逃げはバレてしまうの?主な4つの理由

「誰にも見られていないはずなのに…」と思っていても、現代社会ではさまざまな方法で証拠が残ってしまいます。

1. ドライブレコーダーや防犯カメラの映像

これが最も有力な証拠となるケースです。被害車両のドライブレコーダーはもちろん、周辺の店舗や住宅、駐車場の防犯カメラに犯行の瞬間や、あなたの車のナンバープレートがはっきりと映っていることがあります。

2. 目撃者の証言

あなたが気づいていないだけで、通行人や近隣住民が事故の瞬間を目撃している可能性は十分にあります。目撃者は車の特徴やナンバープレートの一部を記憶しており、警察に通報するケースも少なくありません。

3. 現場に残された痕跡

被害車両や壁などに、あなたの車の塗料や破片が残されていることがあります。警察は、これらの痕跡とあなたの車を照合することで、犯人を特定します。特に塗装の色や、破片の形は重要な手がかりとなります。

4. あなた自身の不審な行動

当て逃げをした後、不審な行動をとることで警察にマークされることもあります。たとえば、自宅の駐車場で車のキズを隠そうとしているところを目撃されたり、修理工場に慌てて持ち込んだりすると、警察の捜査対象になることがあります。


「自転車」や「ポール」への当て逃げでもバレる?

「車同士じゃなくて、自転車やポールだから大丈夫だろう」と考えるのは危険です。

  • 自転車: 自転車に当て逃げした場合でも、ドライブレコーダーや防犯カメラに映像が残っていることがあります。被害者が通報すれば、警察は捜査を開始します。

  • 電柱やガードレール、駐車場のポール: これらは「器物損壊」にあたります。公共物や会社の所有物であることが多く、被害者が設置者であるため、被害届が出される可能性が高いです。また、このような場所は人目につきやすく、防犯カメラが設置されていることも多いです。


もし当て逃げをしてしまったら…

当て逃げは「バレなければ良い」という問題ではありません。発覚すれば、危険防止等措置義務違反(道路交通法72条1項)や報告義務違反(道路交通法72条1項後段)となり、1年以下の懲役または10万円以下の罰金が科される可能性があります。また、刑事罰だけでなく、民事的な損害賠償責任も発生します。

もし当て逃げをしてしまったことに後から気づいた場合は、速やかに警察に出頭することが最も重要です。正直に申し出れば、罪が軽くなる可能性もありますし、何よりも心の平穏を取り戻すことができます。

「バレるまでの日数」を気にするのではなく、「いつかバレるかもしれない」というリスクを真剣に考えることが大切です。

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