シミ取りレーザー後の「かさぶた」、いつ取れる?早く剥がれても大丈夫?
「シミ取りレーザーを受けたけど、このかさぶた、いつになったら取れるんだろう?」
「早く取れたけど、大丈夫かな?」
そんな風に、レーザー治療後のかさぶたについて不安に感じている方も多いのではないでしょうか。
ここでは、シミ取りレーザー後のダウンタイムで最も気になる「かさぶた」について、正しい知識とケアの方法をわかりやすくお伝えします。
シミ取りレーザー後の「かさぶた」はいつ頃取れるの?
シミ取りレーザーの治療後、レーザーを照射した部分が黒っぽく変化し、数日後にはかさぶたになります。このかさぶたが自然に剥がれ落ちるまでの期間は、個人差がありますが、一般的には1週間から2週間程度が目安です。
早い方: 1週間ほどでポロッと取れることもあります。
平均的な方: 10日から2週間ほどかけて徐々に剥がれていきます。
遅い方: 大きなシミや深いシミの場合、3週間ほどかかることもあります。
かさぶたが完全に剥がれるまでの期間は、シミの大きさや深さ、そして肌のターンオーバー(新陳代謝)のサイクルによって変わります。焦らず、自然に剥がれ落ちるのを待ちましょう。
かさぶたができない、かさぶたが薄い場合もある?
「みんなかさぶたができるって言うのに、私のは薄い気がする…」「かさぶたにならないんだけど、失敗?」
そう心配になる方もいますが、実は**かさぶたにならない(薄いかさぶたしかできない)**場合もあります。
これは、主にQスイッチYAGレーザーやピコレーザーなどの、比較的肌への負担が少ない種類のレーザーで治療を行った際に起こりやすいです。これらのレーザーは、従来のレーザーに比べて照射エネルギーの調整が細かくできるため、肌の表皮を極力傷つけずにシミの原因であるメラニン色素だけを破壊することができます。
かさぶたができないからといって治療が失敗したわけではありませんので、ご安心ください。
早く剥がれてしまったり、自分で剥がしてしまったらどうなる?
「間違ってかさぶたを剥がしてしまった!」
そんな時、一番心配になるのが「跡が残ってしまうのでは?」ということですよね。
かさぶたは、肌の再生に必要なものです。かさぶたの下では、新しい皮膚が作られています。早く剥がしてしまうと、まだ未熟な新しい皮膚がむき出しになり、色素沈着(レーザーを当てた部分が茶色く残ること)のリスクが高まります。
もし誤ってかさぶたを剥がしてしまった場合は、むき出しになった部分をすぐに保護用のテープや軟膏などで優しくケアし、紫外線対策をいつも以上に徹底しましょう。そして、気になる場合は施術を受けたクリニックに相談してください。
かさぶたが剥がれた後のケア方法
かさぶたが自然に剥がれた後は、新しいピンク色の肌が現れます。この新しい肌はとてもデリケートなので、丁寧なケアが非常に重要です。
保湿: 乾燥は肌の再生を妨げます。保湿クリームなどでしっかりと潤いを与えましょう。
紫外線対策: 紫外線を浴びると色素沈着の原因になります。日焼け止めを塗るだけでなく、帽子や日傘を活用して徹底的に対策してください。
シミ取りレーザー後の経過まとめ
| 施術後〜 | 状態 | 注意点 |
| 当日〜2日 | レーザー部分が少し赤みを帯び、ヒリヒリ感がある場合も。 | 施術部位をこすったり、触ったりしない。 |
| 3日〜1週間 | 施術部位が黒っぽくなり、かさぶたが形成される。 | 決してかさぶたを剥がさないようにする。 |
| 1週間〜2週間 | かさぶたが自然に剥がれ落ち、ピンク色の新しい肌が見える。 | 剥がれた部分を保湿し、紫外線対策を徹底する。 |
| 2週間〜1ヶ月 | ピンク色だった肌が、一時的に色素沈着(茶色っぽくなる)することも。 | 焦らず、保湿と紫外線対策を継続する。 |
シミ取りレーザーは、ダウンタイム中の適切なケアが成功の鍵を握っています。不安なことや気になることがあれば、施術を受けたクリニックに相談して、正しい情報を得るようにしましょう。