確定申告の新しい常識!電子証明書を使ったe-Tax申請ガイド
「確定申告ってなんだか難しそう…」「毎年この時期になると憂鬱…」
そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか?特に、医療費控除やふるさと納税などで税金を取り戻したいけれど、手続きが面倒で諦めてしまう、なんて声もよく聞きます。
でも、ちょっと待ってください!実は、確定申告は今、とっても便利になっているんです。それが、電子証明書を使ったe-Tax(イータックス)での申請。自宅のパソコンやスマートフォンから、いつでも好きな時にサッと申告が完了する、まさに確定申告の新しい常識なんです。
この記事では、楽天のガイドも参考にしながら、電子証明書を使ってe-Taxで確定申告をする手順を、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。これさえ読めば、あなたも確定申告の「面倒くさい」から卒業できるはず!
なぜ電子証明書を使ってe-Taxをするのがおすすめなの?
まずは、電子証明書を使ったe-Taxが、なぜこんなにも注目されているのか、そのメリットを見ていきましょう。
24時間いつでも申告可能: 役所の窓口に行く必要なし!自分の都合の良い時間に、自宅からじっくり申告できます。
添付書類の提出が不要な場合も: 医療費の領収書や源泉徴収票など、原本の提出が不要になるケースが多く、郵送の手間が省けます。
還付金がスピーディー: 書面での申告に比べて、還付金が振り込まれるまでの期間が短くなる傾向があります。
申告書の作成が簡単: 画面の案内に従って入力していくだけで、自動で計算してくれるので、計算ミスが減ります。
自宅で完結: 役所の混雑に巻き込まれることなく、誰にも会わずに申告が完了します。
電子証明書を使ったe-Tax申請、始めるための準備
e-Taxでの申告を始めるには、いくつか準備が必要です。焦らず、一つずつ確認していきましょう。
1. マイナンバーカードの取得
これが最も重要です。e-Taxで電子証明書を利用するには、マイナンバーカードが必須となります。まだ持っていない方は、お住まいの市区町村役場で申請しましょう。申請から交付までには時間がかかる場合があるので、早めの手続きがおすすめです。
2. スマートフォンまたはパソコンとICカードリーダーライタ
スマートフォンで申告する場合: マイナンバーカードの読み取りに対応したスマートフォン(NFC機能搭載)が必要です。
パソコンで申告する場合: インターネットに接続されたパソコンと、マイナンバーカードを読み取るためのICカードリーダーライタが必要になります。家電量販店などで購入できます。
3. 確定申告に必要な書類の準備
これは書面での申告と同じですが、手元に揃えておきましょう。
源泉徴収票(会社員の方)
医療費通知または医療費の領収書(医療費控除を受ける方)
生命保険料控除証明書、地震保険料控除証明書
寄付金受領証明書(ふるさと納税や寄付をした方)
国民年金保険料控除証明書
その他控除に必要な書類
電子証明書を使ったe-Tax申請の具体的な手順(ざっくり)
準備が整ったら、いよいよ申告開始です!大まかな流れを把握しておきましょう。
STEP 1:国税庁の確定申告書等作成コーナーへアクセス
まずは、国税庁のウェブサイトにある**「確定申告書等作成コーナー」**にアクセスします。
STEP 2:作成開始を選択
画面の案内に従って、「作成開始」を選びます。この時、「マイナンバーカード方式(電子証明書によるe-Tax)」を選択しましょう。
STEP 3:マイナンバーカードの読み取り
スマートフォンで申告の場合: スマートフォンをマイナンバーカードにかざして読み取ります。
パソコンで申告の場合: ICカードリーダーライタにマイナンバーカードをセットし、読み取ります。
この際、マイナンバーカード取得時に設定した「署名用電子証明書パスワード」と「利用者証明用電子証明書パスワード」の入力が必要です。
STEP 4:必要事項の入力
画面の指示に従って、収入や控除に関する情報を入力していきます。
源泉徴収票の情報を入力
医療費控除、ふるさと納税などの情報を入力(控除証明書などの記載内容を確認しながら正確に入力しましょう)
生命保険料控除など、その他の控除情報を入力
配偶者控除や扶養控除など、家族に関する情報を入力
入力内容は自動で計算され、税額がリアルタイムで表示されるので、とても分かりやすいです。
STEP 5:申告内容の確認と送信
全ての入力が終わったら、申告内容に間違いがないか最終確認を行います。
問題がなければ、「送信」ボタンを押して、税務署に電子データで送信します。
STEP 6:控えの保存
送信が完了したら、申告書の控えをPDFなどで保存しておくことをおすすめします。後で内容を確認したい時に便利です。
困った時のヒント
e-Taxソフトのインストール: パソコンで申告する場合、事前にe-Taxソフトのインストールが必要になることがあります。国税庁のウェブサイトで確認しましょう。
動作環境の確認: 使用しているパソコンやスマートフォンのOSやブラウザが、e-Taxの動作環境に対応しているか、事前に確認しておきましょう。
パスワードを忘れたら: マイナンバーカードのパスワードを忘れてしまった場合は、市区町村役場で再設定が必要です。
サポートセンターの利用: 分からないことがあれば、国税庁のe-Tax・作成コーナーヘルプデスクや、税務署に問い合わせてみましょう。
まとめ:電子証明書で確定申告はもっと身近に!
電子証明書を使ったe-Taxでの確定申告は、これからの確定申告の主流になっていくこと間違いなしです。最初は少しだけ準備が必要ですが、一度慣れてしまえば、その便利さにきっと驚くはずです。
「難しそう」というイメージを捨てて、ぜひこの機会に電子証明書を使ったe-Taxにチャレンジしてみてください。自宅で手軽に、そして確実に税金控除の手続きを完了させ、還付金をスピーディーに受け取りましょう!