京都の熱きバンク!向日町競輪場の特徴と攻略法を徹底解説!
京都府向日市に位置する「向日町競輪場」。古都の風情とは一線を画す、熱気あふれるレースが日々繰り広げられる場所です。特に競輪ファンにとって、そのバンクの特性や歴史、そして地元選手の活躍は、予想を組み立てる上で非常に重要な要素となります。
この記事では、向日町競輪場の歴史や特徴、バンクの傾向、そしてアクセス方法や施設情報まで、詳しく解説していきます。向日町競輪をもっと楽しみたい方、勝利へのヒントを探している方は、ぜひ最後までお読みください!
向日町競輪場ってどんなところ?歴史と愛される理由
向日町競輪場は、1950年(昭和25年)に開設された、歴史と伝統のある競輪場です。かつては全日本選抜競輪や共同通信社杯、ふるさとダービーといったビッグレースも開催され、数々の名勝負が繰り広げられてきました。
特に、生涯勝利数「1341勝」という前人未到の記録を打ち立てた松本勝明氏をはじめ、多くの名選手を輩出してきたことでも知られています。京都の選手は、厳しい寒暖差の中で鍛えられ、その伝統が今の選手にも受け継がれています。
イメージキャラクターの「ムコリンムッチー」は、親しみやすさから多くの人に愛され、地域に根差した存在として親しまれています。
予想に役立つ!向日町競輪場のバンク特徴と傾向
競輪の予想をする上で、バンクの特性を理解することは非常に重要です。向日町競輪場のバンクは、どのような傾向があるのでしょうか?
1. 周長400mの標準バンクながら、直線が短め
向日町競輪場は、周長400mのバンクで、これは全国の競輪場で最も一般的なタイプです。しかし、特筆すべきは「みなし直線距離が47.3m」と、全国の400mバンクの中では短めである点です。
先行選手が有利になりやすい: 直線が短いため、先行選手が一度前に出てしまえば、後方から追い抜くのが難しくなります。逃げ切りが決まりやすい傾向があると言えるでしょう。
カント(傾斜)は平均的: センター部の路面傾斜は約30度と、全国平均と同じくらいの角度です。そのため、カントによる特別な癖は少ないとされています。
2. すり鉢状のバンク特性
向日町競輪場は「すり鉢状」と呼ばれるバンク形状です。これは、カーブの内側が深く、外側に行くほど高くなっている構造で、選手は遠心力に逆らいながら走行します。
インが有利な傾向: 競り合いでは、内側(イン)の方が有利になりやすいと言われています。
捲りにはテクニックが必要: 直線が短く、すり鉢状の特性から、捲り選手は早めに仕掛けて2コーナーからバックストレッチで出し切らないと、差し切るのが難しい傾向にあります。
3. 風の影響と季節ごとの変化
海から離れて内陸に位置するため、風の影響は比較的少ないとされますが、全くないわけではありません。特に風の強い日には、番手選手(先行選手の直後につく選手)が有利になりやすいというデータもあります。
また、6月から9月にかけては落車が起きやすく、レースが荒れる傾向があるという話もあります。これは気温や湿度、選手のコンディションなどが影響しているのかもしれません。
これらのバンク特性を踏まえて、予想の際は先行力のある選手や、その**ライン(連携)**に注目するのが有効と言えるでしょう。
向日町競輪場の施設情報とアクセス
レース観戦はもちろん、快適に過ごせる施設情報やアクセス方法も確認しておきましょう。
施設情報
入場料: 一般入場料は50円と手軽に楽しめます。特別観覧席は1,150円で、より良い環境で観戦できます(平安賞開催時のみオープン)。
食堂・売店: 場内には飲食店エリアがあり、地元のグルメや競輪場ならではの軽食を楽しむことができます。
イベント: 開設記念「平安賞」など、年間を通じて様々なレースやイベントが開催されています。
再整備計画: 現在、2029年度のリニューアルオープンに向けて大規模な再整備計画が進められています。現在の400mバンクから333mバンクへと生まれ変わる予定で、京都アリーナ(仮称)も併設されるなど、今後の進化にも注目です。
アクセス
公共交通機関と車の両方でアクセスしやすい場所にあります。
電車:
阪急京都本線「西向日駅」から徒歩約10分
阪急京都本線「東向日駅」から徒歩約12分
JR東海道本線「向日町駅」から徒歩約17分
無料送迎バス: 阪急「東向日駅」・JR「向日町駅」からは、競輪場まで直行の無料送迎バスが運行されており、非常に便利です。
車:
名神高速道路「京都南IC」から約15分。
競輪場には600台収容の無料駐車場が完備されています。ただし、開催日によっては周辺道路が混雑することもあるので、公共交通機関の利用もおすすめです。
まとめ:奥深い向日町競輪の魅力を体験しよう!
向日町競輪場は、短い直線とすり鉢状のバンクが特徴で、先行選手が有利になりやすい傾向のある競輪場です。歴史と伝統があり、多くの名選手を輩出してきました。
これから大きくリニューアルされる予定もありますが、変わらぬ熱いレースが魅力です。ぜひこの情報を参考に、京都が誇る向日町競輪の奥深い世界を体験し、白熱のレースを存分に楽しんでくださいね!