お中元のお礼状、どう書く? 相手別の例文で気持ちを伝えよう!

 

毎年夏の贈り物として定着している「お中元」。日頃お世話になっている方へ感謝の気持ちを伝える素敵な習慣ですよね。贈り物をいただいたら、お礼の気持ちを伝えるお礼状をきちんと送ることが大切です。

「でも、どんな風に書けばいいの?」「誰にでも同じで大丈夫?」と迷ってしまう方もいるかもしれませんね。お礼状は、相手への感謝の気持ちを伝える大切なツール。相手との関係性に合わせた言葉遣いや内容にすることで、より気持ちが伝わるお礼状になります。

この記事では、お中元のお礼状を書く際の基本的なマナーから、相手別の例文まで、分かりやすくご紹介します。これを読めば、あなたの感謝の気持ちがきっと相手に届きますよ!

1. お中元のお礼状、これだけは押さえておこう!基本マナー

お礼状を書く前に、いくつか知っておきたい基本のマナーがあります。

1-1. お礼状を送るタイミングは?

お中元が届いてから、できるだけ早くお礼状を送りましょう。目安としては、3日以内に送るのが理想的です。もし遅れてしまいそうな場合は、まず電話やメールで一報入れてから、改めてお礼状を送ると丁寧な印象になります。

1-2. ハガキ?手紙?どちらが良い?

基本的には手紙で送るのがより丁寧です。特に、目上の方やかしこまったお付き合いの方には、封書の手紙を選びましょう。親しい間柄の方には、ハガキでも問題ありません。最近ではメールやSNSで済ませることも増えましたが、やはり手書きのお礼状は、より心がこもった印象を与えます。

1-3. どんな内容を書けばいいの?

お礼状には、主に以下の要素を盛り込みましょう。

  • 頭語と結語(例:拝啓と敬具)
  • 時候の挨拶(季節に合わせた挨拶)
  • お礼の言葉(何をいただいたか、具体的に触れる)
  • 品物についての感想(美味しかった、役立つなど)
  • 相手の健康を気遣う言葉
  • 今後のお付き合いをお願いする言葉
  • 日付、署名

2. 【相手別】気持ちが伝わるお礼状の例文7選

ここからは、相手別の例文をご紹介します。関係性に合わせた例文を参考に、あなたらしい言葉で感謝を伝えてみてください。

2-1. 目上の方(上司、取引先など)へ

丁寧な言葉遣いを心がけ、感謝の気持ちと今後の良好な関係を願う気持ちを伝えましょう。

例文:

拝啓

盛夏の候、〇〇様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

この度は、結構なお中元の品をお贈りいただき、誠にありがとうございます。家族一同、大変美味しく頂戴いたしました。日頃より何かとお心遣いをいただき、心より感謝申し上げます。

今後とも、ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

時節柄、くれぐれもご無理なさらないよう、ご自愛くださいませ。

まずは書中をもちましてお礼申し上げます。

敬具

令和〇年〇月〇日

〇〇(氏名)


2-2. 親戚へ

親しい中でも礼儀を忘れず、家族の近況などを交えても良いでしょう。

例文:

拝啓

暑さ厳しき折、〇〇様におかれましては、お変わりなくお過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

この度は、素敵なお中元の品をお送りいただき、誠にありがとうございました。家族みんなで美味しく頂戴しております。いつも私どものことをお気遣いくださり、心ばかり感謝申し上げます。

〇〇(お子さんの名前など)も夏休みに入り、毎日元気に過ごしております。

まだまだ暑い日が続きますので、どうぞご無理なさらないでください。

今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。

まずは書中にてお礼まで。

敬具

令和〇年〇月〇日

〇〇(氏名)


2-3. 友人へ

かしこまりすぎず、親しい言葉で感謝を伝えましょう。

例文:

〇〇(友人の名前)へ

暑い日が続いているけれど、元気にしているかな?

この間は、素敵なお中元を贈ってくれて、本当にありがとう! 〇〇(品物の名前)は家族みんなで大喜びで、すぐに食べちゃったよ(笑)。いつも私のことを気にかけてくれて、本当に嬉しいな。

また近いうちにご飯でも行こうね!

〇〇も体調に気をつけて、夏バテしないようにね。

取り急ぎ、お礼まで。

〇〇(自分の名前)より


2-4. 会社の上司(プライベートな繋がり)へ

プライベートでお世話になっている上司には、少し砕けた表現も交えつつ、感謝の気持ちを伝えましょう。

例文:

拝啓

〇〇部長

夏の盛り、〇〇部長におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

この度は、過分なお中元の品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。家族で美味しく頂戴し、大変好評でございました。日頃より何かとお心にかけていただき、心より感謝申し上げます。

公私にわたりご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、今後とも変わらぬご指導を賜りますようお願い申し上げます。

酷暑の折、どうぞご自愛ください。

まずは書中にてお礼申し上げます。

敬具

令和〇年〇月〇日

〇〇(氏名)


2-5. 恩師へ

先生への敬意を表しつつ、近況報告などを添えるのも良いでしょう。

例文:

拝啓

盛夏の候、〇〇先生におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。

この度は、過分なお中元の品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。家族一同、大変美味しく頂戴し、先生のお心遣いに感謝の念に堪えません。

日頃より、先生にはご心配をおかけしておりますが、おかげさまで私(〇〇)も元気に過ごしております。

先生におかれましても、時節柄、どうぞご無理なさらないよう、くれぐれもご自愛くださいませ。

まずは書中にて失礼ながらお礼申し上げます。

敬具

令和〇年〇月〇日

〇〇(氏名)


2-6. 友人夫婦・ご家族へ

ご家族皆さんへの感謝の気持ちを伝え、今後の交流にも触れると良いでしょう。

例文:

〇〇さん、〇〇さんご夫妻

暑い日が続いていますが、お元気でいらっしゃいますか。

この度は、素敵なお中元をお贈りいただき、本当にありがとうございました。〇〇(品物の名前)は、ご家族皆様で美味しく頂戴しております。いつも温かいお心遣いに感謝の気持ちでいっぱいです。

また近いうちに、ゆっくりお話しできる機会を楽しみにしていますね。

暑さが厳しい折、どうぞご家族皆様ご健康にはお気をつけください。

取り急ぎ、書中にてお礼まで。

〇〇(自分の名前)より


2-7. 電話でお礼を伝える場合

電話でお礼を伝える場合は、簡潔に感謝の気持ちを伝えましょう。後日改めて手書きのお礼状を送ると、より丁寧です。

例文:

「もしもし、〇〇です。この度は素敵なお中元をいただき、誠にありがとうございました! 家族みんなで大変美味しく頂戴しております。いつもお心遣いいただき、本当にありがとうございます。暑い日が続きますが、どうぞお体ご自愛くださいね。また近いうちにご連絡します!」


3. お礼状を送る際の「ちょっとした工夫」

お礼状に少し工夫を加えるだけで、より気持ちが伝わるものになります。

  • 直筆で書く: 手書きは、相手への敬意や気持ちが伝わりやすいです。
  • 一筆箋やメッセージカードを活用する: 手紙を書くほどではないけれど、丁寧にお礼を伝えたい場合に便利です。
  • 子どもの写真やメッセージを添える: 親しい間柄の場合、お子さんの写真やひと言を添えると喜ばれます。
  • 品物に触れて具体的に感謝する: 「〇〇を美味しくいただきました」など、具体的に触れることで、「きちんと受け取った」「喜んでいる」という気持ちが伝わります。

4. まとめ:感謝の気持ちを形にしよう

お中元のお礼状は、日頃の感謝の気持ちを改めて伝える大切な機会です。基本マナーを押さえつつ、相手との関係性に合わせた言葉で、あなたの温かい気持ちを届けましょう。手書きのメッセージは、デジタル化が進む現代だからこそ、より一層その価値が高まります。ぜひ、心を込めてお礼状を書いてみてくださいね。

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